感情的な反応を抑えた叱り方を学ぶ
”怒る”は反応。
”叱る”は対応。
叱ると怒るの違い、頭ではわかっていてもいざやるときにはとてもむずかしいです。
人間なので、感情が乗りそうになってしまう…。何か気づきがあればコメントなどのリアクションをいただけると励みになります!
マネジメントを行ううえで、私が叱るときに心がけていることです。
何かが起きたとき、怒るのは自分の感情による単なる反応です。
自分の価値観に基づいて処理された結果、反応しているだけです。
さらに怒られた相手が違う価値観を持っていた場合、効果がありません。
強く怒った場合、それ以降の関係で相手を萎縮させて強制的に自分の言いなり
にできるかもしれませんが、自発的な人を育てるという面では悪手です。
一方で、叱るという行為は、自分の感情によらない対応です。
時には厳しい表情を見せるので、相手は「怒られた」と一時的に思うかもしれませんが、相手本位の行動です。
叱るという行動はとても難しいですが、「相手の可能性を考え、信じた」対応です。
怒ることは、自分本位がほとんどかと思います。
人間なので感情がありますし、怒ることは仕方ないことだと思います。
でも、一度リラックスして最近怒ったことを思い出してみてください。
自分のことを考えた反応ではありませんか?
私が尊敬する大先輩に、かつて言われたことがあります。
「せめて自分の部下だけでも良い。確実に間違いを起こしてしまったとき、叱るのは絶対やってください。叱れないと逃げる人もいるがマネジメントを担うものとして失格です。叱るという行為は相手の可能性を伸ばしてあげること。叱れないのは、その人を見捨てているのと同じです。」
それを言われたとき、目が覚めるような思いがしました。
たしかに、私がかつて叱られてきた経験を思い返すと、その場はやはり落ち込無事が多いですが、後々「あのとき言ってもらえてよかった」と思えるものでした。
私は普段から笑顔の印象が強いらしく、如何にも平和主義者というイメージを強く持たれているようです。
そんな私なので、かつては相手に嫌われるのでは・・・と、自分を守りたい一心で叱るのを躊躇していた時期がありました。
ただ、上述の大先輩からの一言を聞いたとき、「叱らないのはもっと残酷だ」と気づいたのです。大先輩には感謝です。もう少しで責任を果たせない者になるところでした。
今は、海外という異なる常識や価値観を持つ人達が周りを取り巻く環境で働いています。
正直に言って難しいです。これまで言わずとも共通認識だった、いわゆる常識が通じないことが多々あります。その度に「ここからのコミュニケーションか‥」と苦戦しますが、慣れてきたせいか、一歩引いて「なぜそうしたの?」などのコミュニケーションを試みています。
さすがにぶっとんでるときには「なんでやねん!」と突っ込みたくなることもありますが、腹の中にどっしりとした理想の上司を宿し、感情的に反応しない修行を重ねています(笑)
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